Enjoy!ベジフル☆ライフ

倉敷市在住の「野菜ソムリエ」taeが、野菜&果物のなるほど情報をお届けします。


れんこん大好き! 取材スペシャル

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倉敷といえば連島れんこんの産地。れんこん大好き、Taeがその魅力に迫るべく、連島のれんこん農家さんを直撃取材してきました。

くわを使って手堀り収穫

お邪魔したのは高橋農産さん。一面にハスの葉が広がるれんこん田の一角で収穫作業の真っ最中です。
まず驚いたのは、すべて手堀りで収穫していること! 独特な形のクワを使い、泥を掘っての収穫作業。さっそく私も体験させていただきました。腰を曲げての力仕事に、うまく泥が堀り出せず悪戦苦闘。さらに、れんこんは土の中で複雑に入り組んでいて、すぐにクワが当たってしまいます。傷つけずに掘り出すのは、まさに職人技! うまく掘れるようになるには最低でも1年はかかるそう。夏は暑さとの戦い、冬は焚き火をたいての過酷な作業。それでも皆さんが黙々とれんこんに向き合う姿は、とても格好良かったです。

れんこん田は地域の宝

連島でれんこんの栽培が盛んな理由のひとつに、高梁川があります。れんこんが育つには水が不可欠。収穫後のれんこんを洗う作業でも大量の水を使います。高梁川の豊富な水量が、連島のれんこんを育んでいるのです。
また、れんこんはどこでも育つわけではないと高橋さんはおっしゃいます。稲の田んぼだったところにれんこんを植えても、うまく育たない。れんこん田を作るには時間がかかります。ということは、今あるれんこん田はとても貴重! ということです。
全国的にもれんこんの作付け、収穫量は、他の野菜に比べて圧倒的に少なく、その独特な栽培環境、栽培の難しさを物語っています。そんなれんこんの産地が倉敷にある。なんて素晴らしいことでしょう! とても誇らしく、泥に埋まるれんこんがお宝のように輝いて見えました。ぜひ、皆さんにもたくさん召し上がっていただきたいです。

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収穫は8月から翌6月頃まで続きます。「大変ですが、良いれんこんが出てくると嬉しい」と高橋さん。

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この日の収穫約700キロ! 全て手掘りで。

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親れんこんから、子れんこんが出て、子から孫れんこんが出ている。この状態で、田んぼの中に入り組んでいるので、掘るのが大変なんです!!

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クワがモチーフのパッケージデザインは、倉敷芸術科学大学の学生さんによるもの。小学校でのれんこん栽培指導や、中学生の就業体験受け入れなど、地域との連携や食育活動にも貢献している。

 

★れんこん農家さんに聞いてみた!

Q.れんこんが一番おいしい時期はいつ?
A.11月~翌年の2月頃にかけて。実が十分に太り、葉の栄養が実に移った頃です。

Q.れんこんの保存方法が知りたい!
A.れんこんは乾燥したところから傷みます。ラップで包むか、丸のまま水につけて冷蔵庫へ。泥つきのものは、泥がラップの役割を果たしてくれます。

Q.おいしいレンコンの見分け方は?
A.スーパーで売られているものは漂白しているものが多く、れんこん独特の糸を引きません。皮の表面に褐色の模様があるもの、泥つきのものは、無漂白の証です。

Q.オススメの食べ方を教えて!
A.炒め物をする時は、輪切りではなく、繊維に沿って縦に、スティック状に切るのがオススメ。しゃきしゃきの食感が楽しめます。他にもすりおろしたり、叩いて割ったり、薄切りにしたり。切り方や調理法で食感が大きく変わるのが魅力のひとつです。

高橋農産のみなさま、取材へのご協力誠にありがとうございました!

 

〜Taeのれんこん栄養MEMO〜

ビタミンC……生のれんこんのビタミンCはなんとレモン果汁に匹敵する量! 茹でても、トマトの生食より多いです。

タンニン……切り口が変色するのはポリフェノールの一種であるタンニンが含まれているから。抗酸化作用があり、風邪予防など様々な健康効果があります。



★Tae(Classsメイト)
野菜ソムリエ協会認定『野菜ソムリエ』。
愛媛県出身、倉敷市在住8年。食欲旺盛な2歳男子&野菜苦手な5歳女子の子育てに奮闘中。
アメーバブログ『野菜ソムリエTaeさんちのリビング』