りんさんのコラムでも書いてみよう

ドイツ発岡山~倉敷経由でおくる、Classsが誇る珠玉のエッセイ。


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□2017.12 ピアノの発表会
□2017.11 結婚記念日
□2017.10 ドイツの有給休暇とは
□2017.09 子育てとは…?
□2017.08 愛し恋しのポルトガル
□2017.07 次男坊と鍵とチョコ
□2017.06 ドイツでの就職
□2017.05 リーダーになる日も近い!?
□2017.04 久々の故郷、日本
□2017.03 長男、パワーアップ!
□2017.02 ドイツの12月の楽しみ方
□2017.01 踏ん張り時
□2016.12 こんなに違う教育システム
□2016.11 イタリア南チロル地方への旅行
□2016.10 深夜3時の足音
□2016.9 巡り合い
□2016.8 躾の違い
□2016.7 かたくてやさしいドイツのパン
□2016.6 遊びながら学ぶ?
□2015.5 ダンスの神、降臨!?
□2016.4 小学校入学への長い道のり
□2016.2_3 ドイツの保育事情
□2016.01 驚愕の昼食
□2015.12 バイリンガルの現実
□2015.11 一年半ぶりの日本
□2015.10 アラフォー女子の反省
□2015.09 ドイツ出産記 後編
□2015.08 ドイツ出産記 前編
□2015.05 結婚して何年目でしたっけ?
□2015.04 春と花粉と妊婦
□2015.03 合理的がお好き?
□2015.02 テレビと子供の距離
□2015.01 来たる! 5の倍数の年!
□2014.12 海外の相
□2014.11 モテ女になる! それから
□2014.10 相棒はテディ
□2014.09 ゲルマン民族としての夕食
□2014.08 名字マニア
□2014.07 空港でおばちゃまパワーと息子の成長を思う

2014.07 空港でおばちゃまパワーと息子の成長を思う

 先日、日本一時帰国を終え、ドイツへ戻りました。 帰国するにあたり、どの航空会社を利用するか迷ったのですが、一番安かったのがお隣の国フランスのメイン空港を経由する便。しかし私はこの空港とこの航空会社と非常に相性が悪いのです。着陸後に飛行機のドアが開かず、そのまま機内に1時間以上閉じ込められ乗継ぎに間に合わず、席の取れる便まで6時間ほど待 たされた事。また、入国審査が異様に混んでいて、「急いでいるんです!」と主張するものの、「大丈夫、間に合うから。」と言われ、広い空港を全力疾走する もゲートに辿り着けず案の定、乗継ぎに失敗。挙げ句の果てにスーツケースも行方不明になるという経験を持っています。建築物的に見ると素晴らしい空港ですが、使い勝手はうーん…とにかくだだっ広い。

 そしてお国柄か、空港職員が英語を話したがらないので事がスムーズに運ばないのです。という訳で今回もオラン ダの航空会社を利用。オランダのスキポール空港はさほど大きくもなく、職員も親切です。入国審査で息子は、審査官に自分のパスポートの写真(パスポートを 申請した生後3ヶ月位の)を見せられ「これは君?」と尋ねられたのですが、こういう時だけ大きな声でハッキリと、それも英語で「NO!」と答えるのです。 「じゃあ、君の隣の人はママ?」と尋ねられると「NO!これは、りんです。」と私の名前を言っていました。天の邪鬼め! 審査官は爆笑、私はかなり冷や汗ものでしたが無事入国出来ました(笑)。

 私達のフライトは、ドイツからオランダ経由の関空行きでしたので、ゲートに着くと凄い数のいわゆる「関西のおばちゃま達」がヨーロッパツアーを終えて帰路に就こうとされていました。まあ、とにかく、みなさんお元気! 空港で隣のベンチに座っていたおばちゃま達はおもむろに、電卓とこの旅行で使ったクレジットカードの領収書を出し、「これ見てーな! この店チップの他にも何かの手数料取ってはるわー。これ添乗員さんに聞かな! これやから海外はあかんわー。」「せやな、海外行ったらよー計算せなぼったくられるでー。」と言いながら、搭乗時間ギリギリまで計算に勤しんでおられまし た(笑)。その後の機内でもおばちゃまパワーは炸裂、関空に到着するまでエンドレスのお喋りでした。あー、この人達のこのパワーが関西を支えているんだろ うな、そりゃあ活気もあるはず! と思いながら私達も飛行機を後にしました。

 また、関空からドイツへの復路便では遅れが出て乗継ぎ便までの時間がまたもやギリギリ。「僕は走りたくないんだ よ〜」と叫ぶ息子に「走りたいか走りたくないかは今は関係ない! ほら、走れ〜!!」と叱咤しながら走り続ける事20分、無事間に合いました。

 息子が生後7ヶ月の時に初フライト、それから何度彼と飛行機に乗った事か。十数時間のフライトで、泣き止まない息子を抱っこしながら飛行機の中をグルグル 歩いたり、狭いトイレで何度もオムツを替えたり、結局自分は一睡も出来ずという事がよくありました。それが今では本を見たり、絵を描いたり、映画を観たり と自分で楽しんでくれるようになり、子供の成長の早さを感じずにはいられません。まだママの手を握って歩いてくれている「今」を、しっかり楽しまなければ と思いました。



★りん(倉敷市出身)
ぼっけー岡山人の私が、ビールとソーセージをこよなく愛するドイツ人と結婚。
かっぱ巻き命の長男に、オッパイ命の次男が加わり4人家族になりました。