倉敷・総社 地名伝説

倉敷・総社の地名の謎に迫ります。あなたは知っていましたか?


第九番 鶴形 〜つるがた〜

 鶴形は倉敷駅南東に位置し、企業事業所や官公庁、住宅などが入り交じる地区。美観地区に面した小高い丘のような山が「鶴形山」です。「鶴が羽を広げているように見える」という山の形からきています。

 加須山丘陵から鶴形山に至る地は、中世後期までは島であり、鶴形島、内倉島、亀居島、丸亀島などの呼称がされました。古くから瀬戸内海運の需要拠点であり、鶴形山に鎮座する阿智神社は宗像神を祀り、航海安全を御利益としていました。

 阿智神社の石段は、八十八段の米寿段、六十一段の還暦段、三十三段の厄除け段を登り、随神門口の七段、拝殿の五段、荒神社の三段で、生命力の根源に達するといわれています。美しい白壁の倉敷の町を眺めに、一度登ってみるのもいいですね。

 また、鶴形には「戎(えびす)湯」という大正時代からの老舗銭湯があります。煙突の突き出た趣のある外観、木のロッカー、脱衣用籐籠、グリコ牛乳、アナログ体重計、石畳の床に石の四角いお風呂ひとつ、シャワーはなくカランだけ…。
石段を登ったあとは、汗を流しに訪れる価値ありかもしれません。



★福茶葉(Classsメイト)
倉敷市在住9年目。旦那様と3人のチルドレンとMr.Childrenをこよなく愛するチルオタ。
「くらしき」という雅趣に富んだ響きに感銘を受ける。座右の銘は「人生バラ色」。

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