りんさんのコラムでも書いてみよう

ドイツ発岡山~倉敷経由でおくる、Classsが誇る珠玉のエッセイ。


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□2017.10 ドイツの有給休暇とは
□2017.09 子育てとは…?
□2017.08 愛し恋しのポルトガル
□2017.07 次男坊と鍵とチョコ
□2017.06 ドイツでの就職
□2017.05 リーダーになる日も近い!?
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□2017.03 長男、パワーアップ!
□2017.02 ドイツの12月の楽しみ方
□2017.01 踏ん張り時
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□2016.11 イタリア南チロル地方への旅行
□2016.10 深夜3時の足音
□2016.9 巡り合い
□2016.8 躾の違い
□2016.7 かたくてやさしいドイツのパン
□2016.6 遊びながら学ぶ?
□2015.5 ダンスの神、降臨!?
□2016.4 小学校入学への長い道のり
□2016.2_3 ドイツの保育事情
□2016.01 驚愕の昼食
□2015.12 バイリンガルの現実
□2015.11 一年半ぶりの日本
□2015.10 アラフォー女子の反省
□2015.09 ドイツ出産記 後編
□2015.08 ドイツ出産記 前編
□2015.05 結婚して何年目でしたっけ?
□2015.04 春と花粉と妊婦
□2015.03 合理的がお好き?
□2015.02 テレビと子供の距離
□2015.01 来たる! 5の倍数の年!
□2014.12 海外の相
□2014.11 モテ女になる! それから
□2014.10 相棒はテディ
□2014.09 ゲルマン民族としての夕食
□2014.08 名字マニア
□2014.07 空港でおばちゃまパワーと息子の成長を思う

2015.09 ドイツ出産記 後編

出産2日目、痛みから少し解放されホッとしながら授乳をしていると、息子の肩の辺りに茶色い染みが付いていました。
うん? と思いながらも授乳を終え、ベッドに寝かせると、茶色い物を噴水のごとく吐き出しました。
よく見ると血のようなのです。
慌てて主人に助産師さんを呼びに行ってもらうと、笑いながら「あ~、大丈夫。帝王切開の際に羊水を飲んでそれを吐き出しているのよ。普通分娩で生まれてくる子は、産道を通っている間に羊水をほとんど吐き出すんだけど、ほら、帝王切開は突然お腹を開けられて出てくるでしょう。」と言われました。
それからも息子は3日間、5分おき位に血の混ざった羊水を吐き続け疲労困憊、その間は母乳もほぼ飲めませんでした。
そこで疑問が、なぜ生まれた時に胃の中などに溜まった羊水をチューブで吸引しなかったのか? という事です。

日本で帝王切開をした際は、吸引したと思うのですが!?
それを先生に質問すると、「チューブでの吸引は赤ちゃんに負担をかけるので、呼吸などに問題がない限りしません。自分の力で吐き出させた方が赤ちゃんのためです。」とキッパリ!!
さすが『自然派ドイツ』ですよね。
しかし、3日間も羊水を吐き続けて、母乳が上手く飲めないのはどうなんでしょうか?
結局、吐く回数が多いので、何かに感染しているかもしれないと採血されてしまいました。
採血するのなら、血液型も調べて欲しいのですが、ドイツでは新生児に血液型検査を実施しません。
そのため、私は次男が何型なのか知りません。

また、私の術後にも問題がありました。退院して数日後、熱と悪寒と痛みで病院へ。
血液検査の結果、炎症反応が高いので、手術した辺りが少し化膿しているのかもしれないと言われ、7日間抗生物質を処方されました。
日本では、手術から数日間は念のため抗生物質を処方されたと思うのですが、ドイツでは一切ありませんでした。
日本は、事前に起こり得ることを回避するための手段を取り、ドイツは何か起こったらその時に対処しましょうというスタンスなのでしょう。
国民性が出ていますよね。このように冷静に書いていますが、実際は「何が自然派じゃー!! この痛みが分からんのかー!! 」と岡山弁で悪態をついていました。

もう一つ日本と違うと感じたのは、出産3日目あたりから、「外の空気を吸ったり、お茶したり、赤ちゃんとどんどん出かけて来てくださいね。」と言われた事です。
そのためカフェテリア(総合病院の中の)はママと小さな移動式ベッドに乗せられた赤ちゃんだらけ、日本では感染症などの観点から、ママと新生児が産科から出てお茶なんて考えられないですよね。

日本とドイツで一度ずつ出産して思うのは、毎回の事ですが『お国が違えば』です。
長所、短所それぞれあると思いますが、私はやはり日本派!
至れり尽くせりのケア、そして何と言っても栄養バランスがきちんと考えられた美味しい食事、
こんなサービスを提供出来る国は少ないのでは?? と思います。
ああ、日本が恋しい! ということで、秋には一時帰国予定です。
しかし、そのためには私1人で子供2人連れの長距離飛行、どうなることやら!?

201509rin01

↑友達が、家族代々受け継がれてきたゆりかごを貸してくれました。



★りん(倉敷市出身)
ぼっけー岡山人の私が、ビールとソーセージをこよなく愛するドイツ人と結婚。
かっぱ巻き命の長男に、オッパイ命の次男が加わり4人家族になりました。